ルート29の感想

映画
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※個人的な感想ですので
皆様とは
意見が違うかもしれませんが
あくまでも一人の
感想ですのでご容赦願います

絵本を映画にしたらこうなる

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感想(0件)

この映画は
画が本当にキレイです

絵本を
映画にしたら
こうなるんだろうなと
思います

色にこだわって
画角にこだわって
撮っていて
絵本のページを
観ているかのようです

主人公の女の子が
中性的で
手足が長く
子どもっぽくもなく
絵になります

主人公の心情とか
女の子の心情とか
お母さんの心情とか
物理的な矛盾とか
考えだしたら

多分

置いて行かれる映画です

深い森の田舎を感じて
薄暗い道路の田舎を感じて
絵本の世界を
楽しむように
観る映画なのでは
ないでしょうか

綾瀬はるかさんが
出演されていますが
いわゆる

”綾瀬はるかさん”らしい

演出はないので
主演は特に綾瀬さんだと
思わない方がいいかもしれません

と言ったら
怒られると思いますが
(すみませんの世界)

パブリックイメージ
については個人差があるので
なんとも言えませんが

他の作品で
綾瀬さんの感情表現や
身体能力が素晴らしいのを
知っているので

この映画では
極力感情の起伏と動きを
抑えていらっしゃるのが
特に目立つなと
勝手に思っただけです

表現が難しいですけど
綾瀬さんの役については
敢えて母性を感じさせない
事が重要だったので
感情も動きも制限されて
いたのではないでしょうか

なぜか
女の子と旅をする
ことになるのですが
理由はともかく
二人旅のストーリーに
まったく湿っぽさというか
湿り気がないんです

でも

温もりがないわけじゃなくて

やわらかいけど
乾いた感じなんです

風景は
思いっきり湿り気が
あるんですけど

。。。。。

って
意味不明でしょうが

コレがこの映画の
大事な部分だと思った私です

この作品を
観やすくしてくれている
のかなって思ったんです

コレは本当に
観ていただかないと
表現が難しいので
分かってもらえないかも
しれません

観てもわからんわ!って
思われたらすみません

表現が難しいけど
それくらい
不思議な映画でした

そして私は
数ある
静かな映画の中でも
忘れられない
好きなほうの映画だなと
思いました

姫路から鳥取までの
二人旅が主なストーリー
なのですが
その間
田舎の森林の
深いグリーンが
濃くて良い感じです

街灯もない 傷んだ
アスファルトの道も
寂れ方も
リアルです

ですが そんな
田舎道が素敵に見えます

(個人の感想です)

実際一人で
田舎の道を走ったら
怖いと思います

前後に全然車がいない状態
で暗い傷んだ道路を走るって
本当に怖いですよ

私は田舎育ちなので
「ああ、こんな道がまさに
田舎の道だ」
と思いました

でも
映画なので
とてもファンタジーに
描かれています

絵本の中のような
雰囲気になっています
淡々としてるのですが
ハマったらハマります

それから
ネタバレに
ちょっとなるけど

たばこのシーンが
多いんです

なんでだろう?
と思うんですが

そこには
なんとなくですが
母性の排除だったのかも
しれないと思ったのは
映画を観た後

家に帰って
考えた結果です

むしろ
女の子の方に
包容力と
母性を感じたな と
思うのです

そのための演出なのかは
分かりませんが

最後に
大きなファンタジーが
待っています

すべては
このシーンのために
あったのかと
思うくらい
美しかったです

だから
最後まで
まっさらの気持ちで
見てくださいね

って思います

それから
もし
虫やお魚が苦手な方
いらっしゃったら
ちょっとだけ
注意が必要かもしれません

ではこれから
みられる方は
不思議で色鮮やかな世界を
楽しんで下さいますように