ヘルドックス の感想口コミ

ヘルドックス

観てきました！

岡田准一さんと坂口健太郎さんが
タッグを組むアクションだと言うのが
なんか不思議な相性だなと
思って観に行ったのです

身長差っていうのも在ります（すみません）
でも二人の俳優さんの存在感に
そんなのは気にならないかも

どんなコンビになるのかと
ワクワク感があって
暴力シーンも
ある程度
覚悟はもって観に行ったつもりです

ネタバレあんまりせずに
感想を言うと↓

岡田さんの
アクションさすがです！
カッコいいです
魅せられました

あっという間の動き
殴る蹴る蹴る
バンバンバン！
もう、それはそれは
全てにおいて早い。
めちゃくちゃ素早い。
どうなってんの？ってくらい
早くて
そしてかっこいい！
踊るように
滑るように
かっこいいアクション
男臭くsexyでもある

坂口さんもアクションがすごいです。
イメージとして
爽やかな印象の
俳優さんだと思ったけど
これは新しい発見です
この映画では
坂口さんが
一つの凶器に見えました
純粋な狂気（凶器）です

冒頭は坂口さん演じる室岡も
凶悪さいっぱいではあるけれど
（暴力シーンすごい）
ある段階から
凶悪さのタガが外れる瞬間があって
そこからもいっともっと加速し変わります
それは
ちょっとネタバレになるけど
大切な何かを失いそうになるから
（と私は取るんだけど）
その瞬間から切ないほど
暴走する狂（凶）犬になって
最後には完全に
狂気になる
そこもいいです！
そうとてもいいです

さわやかのイメージの
坂口健太郎さんの
壊れっぷりが
みごとです！！！

さて

この先、
ネタバレは嫌っていう人は
注意ですよ

ちょっと触れます

いいかな？

じゃ、言います！

この映画は
なかなかな狂暴な映画です
これってR指定だったけ？
と思ったら
やっぱりR12でした

でもR12じゃ
効かないような気もします
中学生が観るには
きついんじゃないかと思う
R20くらいが適当なのでは？
くらいには
エグいところあります
エロシーンもありますが
そこはおいといても
（そりゃちょっとは
エログロの一歩手前くらい
色っぽいシーンもありますよ）

それはおいといたとしても
私は
女性の暗殺者が出てくるんですけど
暴力を男女平等に描くと
こうなるのか
とショックだったんです
そこは正直
きっついなあと思いました
男女平等に暴力を表現すると
そういうことなのか？
ってことですよね

そこが見るにたえられーん！
と思ったのも事実
そういうシーンがあるんです
でも
男女平等なら、そりゃ
こういう暴力も当然なんだろ
となりますかね
うまく言えないけど
そういう意味で
具体的に云うと
その目線で
女性（暗殺者）を
観ていただきたいです

その暗殺者を演じる女優さんが
(中島亜梨沙さん）

かっこいいんですけど
怖いシーンでもありますが
すごいなと思いましたね
（どう表現して良いかな？）

覚悟した女は強いし
容赦ない怖い生き物だな
とも思いました

その女性暗殺者の存在で
一瞬ヘルドックスの男2人が霞みました
そういう風に演出されてるんだろうけど
（だとしたら大成功でしょう）
私にはエグすぎて
暗殺者である女性の背景とか
人生が書かれなかったのが
唯一救いに思えました
かわいそうでは決してないんだと
そういう隙を与えないでくれて
良かったと思いました

でも、そう私が思えたのは
その女性暗殺者の
人生の背景が一切
描かれて無いからだと
気付いたのは
映画館を出て随分経ってからです

その辺ははっと
させられました

じゃなければとても
耐えられなかったなと
思いました
でもそれは多分
私が”女目線”だからだろうかと
感じました
今考えるとですが

まんまとそういう風に
映画に乗せられてるのかも
しれませんが

その辺は伏線として
（言い訳として）
マッサージ師
（整体師役）役の
大竹しのぶさんに
”男女の区別なし”を
”女とか男で判断してない”と
そういう台詞で言わせてます
そう多分制作側の意図を
解説させてるけど
そこも男女平等を
強調してるのかなと
思いました

しかし
大竹しのぶさん演じる

マッサージ師さんも、結局
凶悪な渦を持つ人物で
あの最後で
良かったのかな？
と思ったりしました
それだけは消化不良